ジャンヌ ランバン スキャンダル EDP・SP 50ml

フランスの歴史あるファッション・ブランドで、格調高いステイタスを輝かせている「ランバン」。ジャンヌ・ランバンが1889年に帽子店として立ち上げ、その後オートクチュールの分野で活躍しました。2001年から14シーズン、アルベール・エルバスがレディス部門のクリエイティブ・ディレクターとして君臨しておりましたが、2015年に突如退任し、大きな話題を呼びました。

こちらは、そんなランバンのフレグランス・ラインから、2016年に発売されたレディス香水です。
1931年に発売されたクラシック香水「スキャンダル」と、2008年に発売された「ジャンヌ・ランバン」という、ふたつの作品をオリジナルとする、めずらしいニュー・アレンジ・エディションとなっております。

香りは、ほがらかでここちよい、フルーティー・フローラルの香調がベース。ポップさと上品さが溶け合った、バランスのいいフェミニン・アイテムにしあがっております。
ペア(洋ナシ)、アプリコット、オレンジなどが、チャーミングでトロピカルなフルーティー・カクテルを香り立たせるトップから、
フリージア、ローズ・ペタル、ピオニーなどが、パウダリーでテンダーなフローラル・ノートを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはサンダルウッドやムスクなどが、ソフトでハートフルなスウィートをただよわせて、いやみのないフェミニン・センシュアリティーをアピールしてくれそうです。調香は、ジミー・チュウの「イリシット」や、クロエの「ラブ・ストーリー」など、数々の秀作を手がけているアン・フリッポ。プロデュースは、アナ・スイやバーバリーなどの香水ラインでもおなじみの「INTER PARFUMS」です。

全体的にはオーソドックスなフルーティー・フローラルという印象ですが、アプリコットの香りや、ピオニーのパウダリー・スウィートなどがいいアクセントになっていて、ベーシックになりすぎない、ほどよい個性を感じさせます。
デイタイムのプライヴェートなシーンであれば、とても使い勝手がいいと思います。
ボトルやボックスも、愛らしくて品のあるデザインですね。ボトルの、布製のロゴが特徴的です。