ジャンヌアルテス レロワンデアルテス EDP・SP 100ml

1978年にフランスに誕生したフレグランス・カンパニー「ジャンヌ・アルテス」。
ベルナール・ペリン＆マリー=ジャンヌ・コンブレットという香水専門家のふたりが立ち上げたもので、南フランスのグラース地方を拠点に、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど、ワールドワイドにアイテムを展開しております。日本でもボーイズ＆ガールズ向けのプチプラ・メゾンとして人気があります。

こちらは、そんなジャンヌ・アルテスのフレグランス・ラインから、2001年に発売されたレディス香水です。レロワン・シリーズのオリジナル作品で、2012年に発売されたリニューアル・エディションとは異なるアイテムです。
メンズ香水の「レロワン・デ・アルテス・オム」と名前が似ていて混同されやすいので、お気をつけくださいませ。

ネーミングは、フランス語では「レ・リヨン・デ・アルテス」と読みますが、日本ではなぜか「リヨン」が「ロワン」と表記されています。おそらく「LION(リヨン)」と「LOIN(ロワン)」を混同したためだと思います。
この作品は、まだジャンヌ・アルテスが手の込んだクラシックなタイプの作品を手がけていたころのもので、いまではほぼデッドストックになっている激レアなアイテムですので、お求めはお早めに。

香りは、フローラル・オリエンタルの香調がベース。マテリアルをふんだんに使用した、むかしながらのアイテムにしあがっております。

オレンジ、ブラックカラント、タジェット、ベルガモット、タンジェリン、レモンなどが、明るくてシャープなシトラス・ノートを香り立たせるトップから、
ナツメグ、オリス・ルート、ピーチ、ジャスミン、クローブ、イランイラン、ローズなどが、メロウなフルーティー・フローラルを湧き立たせるミドルへ。
ラストはサンダルウッド、パチョリ、ムスク、オークモス、バニラ、シダーウッドなどが、たおやかなスウィートを香らせて、ラグジュアリーなレディス・センシュアリティーをアピールしてくれそうです。

なかなか品格を感じさせる大人な一品ですが、比較的ライトな香り立ちというところもポイントです。凝ったボトルのデザインもふくめて、このレーベルでもっともクラシックな作品といえそうです。