フェラーリ スクーデリア EDT・SP 75ml

世界的な不況などいっさい関係なく常に業績好調な、イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」。「ブランド」というもののシンボルといえる驚くべき強大な求心力の背景には、創始者のエンツォ・フェラーリの底知れないカリスマ性も大きく影響していました。ちなみに創業以来一度も広告を出したことがないというところからも、いかに揺るぎないステータスを誇っているかがわかります。

こちらはそんな高級ブランドのフレグランス・ラインから、2010年に発売されたメンズ香水です。正式には「スクーデリア・フェラーリ」で、これはフェラーリ社のレーシング・チームの名前をそのまま取ったものです。1929年にアルファ・ロメオのチームとして設立された、ブランドの前身となるチームで、現在でもこのチームの運営のために市販車の製造販売を行っているといわれております。フェラーリが全精力をかたむけるそんなチーム・ネームを冠するこの作品は、フロント・モデルにF1ドライバーのフェルナンド・アロンソを起用。香りはアロマティック・シトラス・ウッディーの香調をベースにしていて、エモーショナルでダイナミックな情感が冴えわたる、あらゆる面でこだわり抜いた一品に仕上げられております。

シシリアン・レモン、グリーン・マンダリン、プロヴァンス産ラベンダー、コールド・ペパーミントなどが、ヴィヴィッドでクールなシトラス・アロマティックをスパークリングさせるトップから、
モロッコ産ローズマリー、エジプト産ジャスミン、ブラックペッパー、セイロン産カルダモン、ブラック・ティーなどが、これもアロマな芳香漂うノーブルなティー・フローラル・スパイシーを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはシダーウッド、ガイアックウッド、センシュアル・ムスク、トンカビーンズ、インド産アンバーなどが、パワフルでエキゾチックなスウィートを香らせて、ホットなセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。

調香は、ジャガーの「クラシック・レッド」やセルジオ・タッキーニの「スタイル」などで知られるカリーヌ・デュブレイユです。厳選されたマテリアルと一流のブレンドからなる、並々ならない力作です。

デザイナーのティエリー・ド・バシュマコフが創り出したボトルも、香りに見合ったエクセレントなデザインですね。