Amazonの出品ポリシーは年間を通じて随時更新されています。ポリシー変更を把握しないまま出品を続けることで、意図せずAmazonのポリシーに抵触し、出品停止やアカウント停止などの措置につながる可能性がある点が、Amazon販売の難しさのひとつです。
特に2026年後半も、出品商品の真正性確認・FBA在庫管理・知的財産権対応・広告ポリシーなど、各領域の最新ルールを確認することが重要です。この記事では、Amazonで出品している方が定期的にチェックすべきポイントを、カテゴリ別リストにまとめました。
チェック前に知っておくこと

Amazonのポリシー変更は、セラーセントラルのニュース・お知らせに随時掲載されます。また、登録メールアドレス宛に重要な変更が通知されるケースもあるため、セラーセントラルへの定期的なログインと通知メールの確認が基本的な対策になります。
2026年後半の主な確認チェックリスト

① 出品・商品ページ関連
- 商品の真正性(正規品確認):Amazonは模倣品・無許可品の出品に対して厳しい対応を続けています。正規の仕入れ先から仕入れたことを確認できる請求書などの書類を適切に保管しているか確認する。
- 商品タイトル・説明文の規約準拠:商品タイトルには、規定に反する記号やプロモーション的な表現、過剰なキーワードの詰め込みなどを使用しないよう注意する。最新のリスティングガイドラインを確認する。
- 出品許可・出品制限の確認:特定のカテゴリーや商品・ブランドでは、出品前に許可申請が必要になる場合があります。取り扱う商品について、現在の出品制限や許可要件を確認する。
- 商品画像の規格適合:メイン画像には背景や商品表示などの規格があります。カテゴリーによって要件が異なるため、最新の商品画像ガイドラインを確認する。
② FBA・在庫管理関連
- FBA長期在庫追加手数料の確認:2026年4月15日から、保管期間が12か月を超えるすべての商品に、商品1点あたり月額20円の最低長期在庫追加手数料が適用されています。長期間保管している在庫は特に注意し、対象となる保管期間や最新の手数料をセラーセントラルで確認する。
- FBA補充・搬入要件の変更:搬入時の梱包・ラベル要件は変更が生じることがあります。最新のFBAガイドを確認し、自社梱包フローが最新要件に対応しているか確認する。
- 在庫パフォーマンス指標(IPI)・保管容量の確認:FBAの在庫パフォーマンス指標(IPI)や保管容量、在庫状況をセラーセントラルで定期的に確認する。
③ 知的財産権・ブランド保護
- ブランド登録商品・相乗り出品の確認:ブランド登録済みの商品でも、同一の正規品であれば他の出品者が既存カタログに出品できる場合があります。一方、偽造品や商品仕様が異なる商品、知的財産権を侵害する出品などがないか、自社の出品ASINを確認する。
- Transparency(透明性)プログラム対応品の確認:Transparencyの対象となっている商品を出品・FBA納品する場合は、対象商品に求められるコード要件を確認する。取り扱い商品がTransparencyの対象かどうかをセラーセントラルで確認する。
- IP申告への対応状況:知的財産権に関する申告を受けた場合の確認・対応プロセスを把握しているか確認する。未対応のまま放置すると、出品停止やASIN削除などの措置につながる可能性がある。
④ 広告・プロモーション
- スポンサー広告の掲載基準:スポンサー広告には、広告や商品に関する掲載要件が設定されています。現在出稿中の広告や商品ページが最新の広告ポリシーを満たしているか確認する。
- クーポン・セール価格の規約:クーポンやセールを設定する際は、対象商品の価格や割引表示がAmazonの最新の価格・プロモーションポリシーに準拠しているか確認する。参照価格を表示する場合も、実態のない価格を設定しないよう注意する。
⑤ レビュー・カスタマーサービス
- レビュー操作の禁止事項:インセンティブ付きレビュー依頼・特定レビューへの誘導は引き続き厳しく禁止されています。「Amazonのレビューポリシー」の最新版を確認する。
- 返品・返金ポリシーへの準拠:Amazonの返品・返金ポリシーを確認し、自社の返品対応フローがAmazonのルールに準拠しているか確認する。特にマーケットプレイス保証の対象となる取引について、対応手順を把握する。
- ODR(注文不良率)の管理:ODRは1%未満を維持することが求められています。基準を上回った場合はアカウント健全性に影響する可能性があるため、セラーセントラルで定期的に確認し、問題がある場合は早めに対応する。ODRに加えて、遅延発送率や出荷前キャンセル率などのアカウント健全性指標もセラーセントラルで定期的に確認する。
チェックを終えたら次にすること

チェックリストで問題が見つかった場合は、優先度順に対応することが重要です。アカウントの健全性や出品継続に大きく関わる項目(ODR・返品対応・商品の真正性に関する問題)を優先して対応し、その後に商品ページや広告の調整を行う順序が現実的です。
また、規約対応と並行して仕入れ先の信頼性を定期的に見直すことも重要です。商品の仕入れや真正性を確認できる書類を適切に取得・保管できるサプライヤーからの仕入れは、Amazon上での真正性確認やIP申告への対応に備えるうえで重要です。
NETSEAでは国内サプライヤーから仕入れることができ、サプライヤーによっては注文後に納品書や請求書を発行・確認できる仕組みがあります。ただし、書類の発行状況や記載内容はサプライヤーによって異なるため、必要な書類を発行できるか事前に確認しましょう。
Amazon出品の規制対応についてはAmazon出品制限の確認方法と解除申請のポイントもあわせてご参考ください。
よくある質問(FAQ)
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Q. Amazonの規約改定はどこで確認できますか?
セラーセントラルの「ニュース・お知らせ」と登録メールアドレス宛の通知で確認できます。また、セラーセントラルの「ヘルプ」から「出品ポリシー」などの各種ポリシーページを参照できます。定期的なログインと通知確認を習慣にすることが重要です。
Q. Amazon規約違反になるとどうなりますか?
違反内容によって異なりますが、商品の出品停止やアカウントの利用停止などの措置が講じられる可能性があります。措置を受けた場合、状況に応じて異議申し立てや改善計画(POA)の提出を求められることがありますが、対応方法は違反内容やAmazonからの案内によって異なります。
Q. 古物商許可があればAmazonで中古品を販売できますか?
古物商許可はAmazon出品の一律の条件ではありませんが、古物営業法上、中古品などの古物を仕入れて販売する営業を行う場合には、原則として古物商許可が必要です。自分で使用していた物などを売却する場合とは扱いが異なります。
Q. FBA在庫の長期保管手数料はいつ発生しますか?
2026年4月15日から、保管期間が12か月を超えるすべての商品に、商品1点あたり月額20円の最低長期在庫追加手数料が適用されています。対象となる保管期間や最新の料率、発生タイミングは、セラーセントラルのFBA料金ページで確認してください。
Q. 規約違反の申告を受けた場合はどうすればいいですか?
セラーセントラルのパフォーマンス通知から申告内容と対応期限を確認し、Amazonから求められている対応を行うことが基本です。真正性の確認などで請求書や仕入れ先情報などの提出を求められた場合は、必要な書類を期限内に提出します。具体的な対応方法は、申告内容やAmazonからの案内に従って確認してください。
まとめ
Amazonのポリシーは年間を通じて更新が続くため、定期的なチェックが出品継続のリスク管理として重要です。
- 出品・商品ページ:真正性証明書類の保管、タイトル・画像の規格確認
- FBA・在庫管理:長期保管手数料・在庫パフォーマンス指標(IPI)・搬入要件の定期確認
- 知的財産権:Transparencyコード対応・IP申告への迅速な対応
- 広告・レビュー:参照価格の設定ルール・レビュー操作禁止事項の把握
- ODR・返品対応:ODRを1%未満に維持し、返品フローをAmazonのポリシーに合わせて確認
規約対応と並行して、商品の仕入れや真正性を確認できる書類を適切に取得・保管できる信頼性の高いサプライヤーから仕入れることが、Amazon販売を長く続けるうえでの基盤になります。



