副業でネットショップを運営する方にとって、商品カテゴリの選定は利益率を左右する重要な判断のひとつです。そのなかで今、注目が高まっているのがペット用品です。
富士経済グループの調査によると、ペット関連商品の国内EC市場規模は2025年時点で3,612億円に達しており、2030年には4,388億円(2024年比28.4%増)へ拡大すると予測されています。食品や衣料品に並ぶ安定成長カテゴリとして、仕入れビジネスの観点でも注目に値します。
一方で、Amazonや楽天市場などの大手ECモールが市場全体の8割弱を占めているのも事実です。「大手には太刀打ちできないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、ペット用品市場には大手が手を出しにくいニッチ領域が多く残っており、個人・中小EC事業者にも参入機会があります。この記事では、市場の実態・差別化のポイント・仕入れやすいカテゴリ・注意点・NETSEAでの探し方を整理してお伝えします。
ペット用品EC市場が成長し続ける3つの背景
まず、なぜペット用品EC市場がこれほど高い成長を続けているのか、背景を整理します。背景を把握することで、どのカテゴリに参入機会があるかが見えてきます。
単身・高齢世帯でのペット飼育の定着
一人暮らしや高齢者の間で、犬・猫をはじめとするペットを飼育する世帯が増えている傾向があります。「ペットは家族の一員」という意識が社会的に定着しており、ペットフードや消耗品への支出が継続的に発生するため、EC販売との相性が良いカテゴリです。一度信頼を得た顧客がリピート購買してくれる仕組みをつくりやすいのも魅力です。
プレミアム・ナチュラル志向の高まり
「飼い主が食べられるほど安全な素材」「無添加・国産原料」を訴求するペット向け商品への需要が、近年高まりつつあります。価格よりも品質・安心感を重視する購買行動が増えており、小規模事業者でもストーリーのある商品を仕入れることで付加価値を打ち出しやすくなっています。特に、産地や製造者が明確な国内サプライヤーの商品は差別化に活用しやすい傾向があります。
かさばる消耗品のEC購入定着
猫砂・ペットシーツ・トイレ用品など、重くてかさばる商品はドラッグストアよりECで定期購入されやすい傾向があります。毎月一定量を購入するため、ECサイトの定期購入機能と組み合わせることで安定した売上を見込めます。また、消耗品は価格比較がしやすい反面、品質・送料・まとめ買い対応などを工夫することで、大手との差別化も図れます。

大手モール全盛でも個人が参入できる理由
次に、大手モールが市場の8割を占める状況で、なぜ個人・中小ECが活路を見出せるのかを説明します。
大手モールが強いのは「量・価格・知名度」の領域です。定番ブランドの消耗品(大手メーカーのペットシーツ・フードなど)は大手に任せるほうが合理的と言えます。一方で、特定の犬種・猫種向けのニッチ商品・ハンドメイド・こだわり素材系の商品は、大手が積極的に在庫を抱えにくい領域です。
例えば、特定の犬種(フレンチブルドッグ・ダックスフンドなど)向けのウェアや、無添加にこだわった単一素材のペットおやつ、インテリアに馴染むデザインのキャットタワーなどは、専門性と世界観を持った小規模ショップが評価されやすい傾向があります。
さらに、ペット用品は飼い主の「こだわり」が購買判断に強く影響するカテゴリです。Instagramで商品を紹介して集客するスタイルとも相性が良く、小規模事業者でも発信力があればリピーターを獲得しやすい市場と言えます。
なお、ネットショップの仕入れ先選びの基本については、「個人ネットショップの仕入れ先の選び方|利益率の目安と探し方を解説」でより詳しく解説しています。

仕入れやすいカテゴリと注意点
そのうえで、実際にどのカテゴリが個人・副業層にとって仕入れやすく、どこに注意が必要かを整理します。
ペットおやつ・スナック
小分けパックのペットおやつは、単価が低めでも回転が速く、リピート購買が期待できるカテゴリです。無添加・国産素材を打ち出した商品は差別化しやすく、BtoB卸サイトでも小ロットから仕入れられるサプライヤーが増えています。
ペットアクセサリー・ウェア
犬服・キャリーバッグ・首輪・リードなどのアクセサリー類は、ファッション性が高く、SNS映えを意識した購買が多いカテゴリです。食品規制の対象外となるため仕入れのハードルが低く、小ロット対応の卸サイトを利用しやすい領域です。
サイズ展開が広いとサイズ違い返品リスクが生じやすいため、最初は人気犬種(トイプードル・チワワ・柴犬など)に多い体型サイズに絞って仕入れると、在庫リスクを抑えられます。アパレル系の仕入れ全般については、「個人でアパレルを仕入れる方法|小ロット対応の仕入れ先の選び方」も参考になります。
トイレ用品・衛生用品
ペットシーツ・消臭スプレー・猫砂などの衛生用品は、継続需要が見込まれやすい消耗品です。定期購入設定が可能なECカートと組み合わせることで、LTV(顧客生涯価値)を伸ばしやすいカテゴリでもあります。
ただし、かさばる商品は送料コストが利益率に大きく影響します。仕入れ単価と送料のバランスを事前にシミュレーションし、「1セットあたりの粗利率」を把握してから発注するようにしましょう。
注意が必要なカテゴリ
ペット市場の成長データについては、富士経済グループの調査を報じた日本経済新聞「富士経済、ペット関連商品の国内EC市場の調査結果を発表」も参照できます。

NETSEAのおすすめペット用品サプライヤー

NETSEAのペット用品ページには、フード・おやつ・アクセサリー・衛生用品など幅広いカテゴリのサプライヤーが出店しています。以下に、取扱品目数と商品の特徴からおすすめのサプライヤーを紹介します。
ペットフード・おやつ・用品全般
ジャペル 株式会社(9,397品目)
ペティオ・Mars Japanなど大手ブランド品を中心に、フード・おやつ・グルーミング用品を幅広く取り扱う。品目数が多く、まとめて比較・選定しやすいサプライヤーです。優良サプライヤーとして認定されており、初めての取引にも向いています。
ラブリー・ペット商事 株式会社(8,973品目)
ペット用品全般を豊富に取り扱う大型サプライヤー。無添加・国産素材のおやつから消耗品・アクセサリーまでカバーしており、複数カテゴリをまとめて仕入れたい方の候補探しに向いています。
株式会社 ザ・ペット(460品目)
ペットフード・デンタルケアグッズなど専門性の高い商品を厳選しているサプライヤー。品目数は少なめですが、Wish・FM Dog・FM Catなどのブランド品を中心に、品質にこだわった商品を扱っています。
NETSEAでのペット用品の探し方
最後に、NETSEAを使ったペット用品の仕入れ方を具体的に説明します。
NETSEAにはペット用品・ペット関連カテゴリがあり、おやつ・アクセサリー・トイレ用品・ケア用品など幅広い商品が揃っています。サプライヤーページでは、最低発注数・発注単位・仕入れ価格帯を確認できるため、小ロットから試せる仕入れ先を選定することも可能です。
仕入れを検討する際は、以下の4点を確認するとよいでしょう。
まとめ
ペット用品EC市場は、2025年の3,612億円から2030年の4,388億円へと着実な成長が見込まれています。大手モール(アマゾンや楽天市場など)が市場の主役を占める一方で、ニッチカテゴリ・素材・世界観で差別化できる余地は個人・中小EC事業者にも十分に残っています。
仕入れを始める際は、ペットフード安全法や薬機法に関わる規制を事前に確認したうえで、ペットおやつ・アクセサリーなどハードルの低いカテゴリからスタートするのがおすすめです。NETSEAのペット用品カテゴリで小ロット対応のサプライヤーを比較し、まずはサンプル発注から始めてみてください。成長を続ける市場に早めに参入し、リピーター顧客との関係を築いていくことが、安定した副業収入への近道となります。



