
副業をしたくて『せどり』なら自分にもできそうだなと思ったけど
最近ニュースで物販ビジネスで捕まる方や、転売ヤーという言葉を聞いているので不安になっています。
こういった不安を抱く方も沢山いらっしゃるかと思います。
実際、「せどり=転売ヤー」と考えている方も少なくありませんが、せどりはあくまで合法的なビジネスです。
そもそも、せどりと転売は似ているようで異なるもの。
今回は、せどりの基本的な意味や転売との違い、そしてせどりが違法とされるケースについて解説します。
せどりとは?基本知識

せどりとは、商品に価格を上乗せし販売するビジネスの事です。
『上乗せする』と聞くと、悪いイメージがあると思いますが、商品に価値や付加価値をつけて販売する事は合法的なビジネスです。
たとえば、実店舗(ショップ)に行けない方の代わりに、ECサイトに商品を出品し、店舗に行かなくても商品を購入可能にする。
その際に実店舗の価格よりも上乗せした価格で販売する。
この例は”ネットで買える”という付加価値を加えて商品を販売しています。
これが『せどり』というビジネスで、きちんとした商売として成り立っています。
それでもまだ、不安な方もいると思います。

実は『せどり』とは最近できたビジネスではなく、江戸時代から行われていた物販の手法になります。
江戸時代、古本屋で仕入れた本を別の場所で高く売るという取引が『せどり』の始まりとされています。
昔は本の知識・鑑定の知識がないとできないビジネスでしたが、現在ではECサイトの進化や便利なツールの登場により、初心者でも手軽に始められるようになりました。
せどりで稼ぐという事は立派な商売なので安心して取り組んでみてください。
転売とは?基本知識
転売とは限定商品・人気商品・品薄商品・転売禁止のチケットなどを買い占めて高値で販売し利益を得る行為です。
転売する行為の意味に違法性はないのですが、買い占めや価格のつり上げなど、倫理的に非常に問題があるビジネスです。※チケット転売は2019年に法律で転売禁止となっています。(チケット不正転売禁止法)
ビジネス自体が迷惑行為となるため、転売を行っている人は転売ヤーと呼ばれています。
せどりと転売の違いとは一体何?

せどりと転売は基本的な仕組みは同じです。
「商品を仕入れて、手数料を上乗せして販売し、その差額で利益を得る」という点では共通しています。
しかし、大きく異なるのは取り扱う商品の種類です。
転売では、期間限定・数量限定・地域限定の商品や、非常に人気の高い商品が対象になることが多いです。
たとえば、おもちゃ屋で仕入れる場合。
せどり | セール価格のおもちゃを購入し、少し利益を上乗せして販売 |
転売 | 人気の限定キャラクター商品を買い占め、高額な値段で販売 |
このように、転売は場合によっては消費者や市場に悪影響を与えることもあります。
ビジネスを行う際は、ルールや倫理を守り、お互いに良い取引ができるよう心がけましょう。
儲かる仕組みの違い
せどりで利益を出すためには、安く仕入れて利益分を上乗せして売る事で利益が得られます。
せどりであまりにも高額を付けてしまうと売れないため、適正な価格を設定する必要があります。
そのため、儲かるためには『いかに安く仕入れるか』がポイントとなってきます。
転売で利益を出すためには、希少価値の高い商品を見つけ、買い占めることで商品価値を高める手法が取られます。
市場に商品が出回らない状態を作ることで、定価よりも高額な価格で販売できる場合があります。
そのため、転売では希少価値のある商品を探し出すリサーチ力と、誰よりも早く買い付ける先取り力が重要なポイントとなります。
違法性の違い
せどり自体には違法性はありませんが、ルールを守らない場合、ペナルティーを受けるリスクがあります。
一方、転売も基本的に違法ではありませんが、特定の商品や行為には法的な制約があります。
たとえば、コンサートチケットを大量購入して高額で転売する行為は、迷惑防止条例やチケット不正転売禁止法に違反します。
また、せどりでも転売でも、販売する商品によっては法的な制限や許可が求められる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
例)薬機法違反・酒税法違反・権利侵害・商標法違反 など
せどりのメリットとは?

せどりは誰でも気軽に隙間時間で行う事ができるビジネスです。
需要がある商品を見つけることができれば、大きな利益を得ることも可能です。
また特別なスキル不要で、場所も選びません。
誰でも、どこでも、いつでも稼ぐことができるビジネスである事、これが最大のメリットだと言えます。
せどりのデメリットはある?
せどりには魅力も多い一方で、注意すべきデメリットもあります。
せどりでは、売れる商品を選ぶことが最も重要です。
いくら安く仕入れても需要がなければ在庫として抱えるリスクが高まり、利益を得るどころか損失につながります。
また、最新情報やリサーチをコンスタントに行う事や、モチベーションの維持も課題となります。
セミナーやコミュニティで情報共有したり楽しみながら効率的に進めることが成功の鍵です。
オークファンでは物販セミナーを開催しています。ぜひ参加してみてくださいね。
【要注意】せどりが違法となるケースについて

せどりは、ルールを守れば合法的なビジネスですが、特定のケースでは法律に違反するリスクがあります。
それぞれの具体例を挙げて解説します。
コンサートなどのチケット
コンサートやスポーツ観戦のチケットを、定価を超える価格で転売するとチケット不正転売禁止法違反となります。
偽ブランド品
偽物のブランドバッグを本物と偽って販売する行為は、商標法違反に該当します。
たとえば、有名ブランドのロゴを模倣した偽バッグを販売する際、本人が気づかずに販売したとしても、違法になり逮捕されることもあります。
ブランド品の仕入れには注意し、模倣品・コピー品等についてもチェックしてから販売するようにしましょう。
医薬品
医薬品の販売には許可が必要です。
ただし、医薬部外品(例: 一部の消毒薬)は対象外ですが、仕入れ前の確認が必須です。
酒類
お酒を販売するには酒類免許が必要です。
お酒が好きな人にとってお酒のせどりは魅力的ですが、免許の取得を忘れずに。
中古品の無許可販売
中古品をせどり目的で仕入れる際には、古物商許可証が必要です。
警察署で許可証を取得する事ができるため、あらかじめ取得しておきましょう。
盗品を転売
盗品と知らずに仕入れた商品を販売しても罪に問われる可能性があります。
その他、プラットフォームごとに様々な規約、取り扱いできない商品があるため、事前にチェックしておきましょう。
せどりの仕入れなら、NETSEA


せどりの仕入れなら、NETSEAがおススメです。
NETSEAは日本国内で広く利用されている大規模なBtoBオンラインマーケットプレイスです。
EC物販ビジネスと相性が良く、コストを抑えて商品を仕入れる事ができます。
NETSEAを利用して、せどり、物販などの副業を行っている方も沢山いらっしゃいます。
またNETSEAでは定期的にセールイベントも実施しており、クーポンの配布や割引セールで、卸価格よりさらにお得に仕入れることができます。
ぜひ仕入れ先としてNETSEAを賢く活用してみてくださいね。
LINE登録するとお得なクーポンが配信されたり、セール情報が届くので便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
せどりとは転売とは違い、商品を仕入れ、付加価値や適正な価格をつけて販売する合法的なビジネスです。
ECサイトの普及により、『どこでも』『誰でも』『いつでも』手軽に始められるようになり、初心者でも利益を上げることが可能です。
ただし、利益を追求するあまり、買い占めや高額転売といった迷惑行為にならないよう気を付けましょう。
お客様の気持ちを第一に考えた運営が大切です。
自分の利益だけを追求せず、誠実なビジネスを心がけることが、長く成功を続ける秘訣となります。
また、せどりを始める際には、違法となるケース・法律についてしっかり勉強しておきましょう。
不安や分からない事がある場合はセミナーやコミュニティに参加してみるのがおすすめです。
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