ヒューゴボス ボス オレンジ マン EDT・SP 100ml

ドイツに拠点を置く世界的なファッション・ブランド「ヒューゴ・ボス」。1923年創業とその歴史は長く、当初はファッションとは無縁の作業着をあつかうショップでした。1950年代以降徐々にファッション・シーンに浸透し始め、1970年代から90年代にかけて世界的なステイタスを築き上げました。現在ではプレタポルテやキッズのラインから家具にいたるまで、厳選されたラインを展開しております。

こちらはそんな人気ブランドのフレグランス・ラインから、2011年に発売されたメンズ香水です。2009年に発売されて大ヒットしたレディス香水「ボス・オレンジ」とのカップリングで、メンズ版のこの作品もヒットしました。フロント・モデルに俳優のオーランド・ブルームを起用したことでも話題となりました。香りはスパイシー・ウッディーの香調をベースにしていて、メロウなトーンと、スポーティブなタフ・ガイのニュアンスをあわせもつ、ハイブリッドな一品に仕上げられております。

コリアンダーやアップルなどが、エキゾチックでスマートなフルーティー・スパイシーを香り立たせるトップから、
インセンスやシセン・ペッパーなどが、深みのあるウッディー・スパイシーを漂わせるミドルへ。
ラストはバニラやアフリカン・ブビンガ・ウッドなどが、リッチでロマンチックなスウィートを香らせて、包容力と情熱をかねそなえた、極上のマスキュリン・センシュアリティーをアピールしてくれそうです。

プロデュースは、ドルチェ＆ガッバーナやダンヒル、グッチなどの香水ラインも手がけている「PROCTER＆GAMBLE」です。トップのアップルやラストのバニラ＆ウッドがよく効いていて、全体的に重厚なたたずまいをかもし出しているところが、いつものヒューゴ・クオリティという印象です。スパイスのピリッとしたアクセントは効いておりますが、甘い香りなので秋冬シーズン向きではないかと思います。秋冬のプライヴェートなシーンであれば、デイタイムでもイブニング以降でもOKでしょう。

レディス版とマッチングさせたボトルのデザインもスーパー・スタイリッシュ。ソリッドな高級感が男らしさをたたえます。