ヒューゴボス ヒューゴ レッド ミニ香水 EDT・SP 8ml

1960年代あたりから徐々に人気が広まって、現在はメンズ・ファッションのアイコンに成長している、ドイツの雄「ヒューゴ・ボス」。1923年に立ち上げられ、元はファッションとは無縁のワーク・ウェアのメーカーでした。そんな質実剛健なスタンスをそのままに、羽目をはずさないかっちりとしたモードが信条で、圧倒的にメンズ部門が有名ですが、2013年に俊英のジェイソン・ウーをディレクターに起用したレディス部門も、巻き返しをはかっております。

こちらはそんな人気ブランドのフレグランス・ラインから、2013年に発売されたメンズ香水です。2001年の「ディープ・レッド」とは異なる商品ですので、お間違いありませんように。香りはヒューゴ香水お得意の、フルーティーを効かしたアロマティック・スウィートの香調がベース。レッドよりはもう少しマイルドなカラーをイメージしそうな、メロウな一品に仕上げられております。

グレープフルーツ、メタリック・アコード、ガルバナム、ピンクペッパーなどが、スッキリとしたモダンなシトラス・スパイシーを香り立たせるトップから、
パイナップル、ルバーブ、メタリック・アコード、シダーウッドなどが、これもすがすがしく、どこかしらチャーミングなニュアンスのフルーティー・アロマを広げるミドルへ。
ラストはアンバーやトンカビーンズなどが、やわらかくも趣き深いスウィートを香らせて、メンズらしい芳醇なセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。

プロデュースは、ドルチェ＆ガッバーナやグッチ、ラコステなどの香水ラインでもおなじみの「PROCTER＆GAMBLE」です。グレープフルーツ、パイナップル、ルバーブといった、いかにもヒューゴ・メンズ香水らしいマテリアルがよく効いていて、とても安定感がある一品です。トップとミドルのメタリック・アコードのアクセントはあまり感じさせず、まったりとしたフルーティー・スウィートが前面に出る印象です。秋冬シーズンにマッチする香りでしょう。

ボトルやボックスのヴィヴィッドなデザインも要注目。特に現代的でスポーティーなボトルは、ぱっと見て香水ボトルとはわからないような、ユニークなデザインです。