モンタナ オム EDT・SP 75ml

フランスに1979年に誕生したファッション・メゾン「クロード・モンタナ」。アーキテクチュアルで鋭角的なシルエットのウェアで、1980年代のフレンチ・モードの花形として活躍しました。
日本でも大流行したショルダー・パッド入りのスーツをはやらせたのもこのメゾンです。現在はブランドはクローズしておりますが、ファッション史を語る上では欠かせないブランドのひとつです。

こちらは、そんなクロード・モンタナのフレグランス・ラインから、2001年に発売されたメンズ香水です。
1989年に発売された「モンタナ・パルファム・ド・オム(モンタナ・オム・レッド)」とデザインがよく似ておりますので、おまちがいありませんように。ちなみに日本ではかなりのレア・アイテムとなっておりますので、お求めはお早めに。

香りは、クラシカルでかっちりとまとまった、シプレー・ウッディーの香調がベース。ラグジュアリーなマスキュリニティーを描き出す、ウェルメイドな一品にしあがっております。

アルテミシア、マンダリン・オレンジ、ベルガモット、ビター・オレンジ、レモンなどが、明るくてのびやかなシトラス・ノートを香り立たせるトップから、
ナツメグ、イリス、ペッパー、シダーウッド、ゼラニウムなどが、エキゾチックでシックなスパイシー・ウッディーを湧き立たせるミドルへ。
ラストはサンダルウッド、アンバー、パチョリ、ムスク、オークモスなどが、なめらかでセクシーなスウィートを香らせて、エレガントで包みこむようなセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。

プロデュースは、キアラ・ボニやハノラーなどの香水ラインも手がけている「COSMOPROD」です。
上質なシプレーの作品で、ベーシックなトーンなので使い勝手がとてもいいと思います。大人の男性であれば、一本持っておくといいアイテムといえそうです。冬以外のシーズンのデイタイムに似合うでしょう。カジュアルなウェアでも、スーツ・スタイルでもマッチすると思います。

ボトルやボックスも、ユニークなデザインでアイキャッチャーですね。ボトルはバベルの塔のイメージしたような、建築的なデザインです。