ラウラビアジョッティ ローマ ウォモ EDT・SP 125ml

1970年代初頭から活躍している、イタリアの人気メゾン「LAURA BIAGIOTTI」。確かなクラフトマン・ワークでシンプルで着心地の良いウェアを作り続けており、女性デザイナーらしい柔らかいテクスチャーが魅力です。特にカシミアをマテリアルにしたウェアで有名で、NYタイムズで「カシミアの女王」と称されたこともあります。また、マルコ・シモーヌという城に住居と仕事場を構えていることでも知られております。

こちらはヨーロッパではスタンダードなフレグランス・ラインから1994年に発売されたメンズ香水です。日本ではこのブランド自体があまり馴染みのないためか、極めて流通が細く、したがってかなりのレア・アイテムとなっております。オリエンタル・ウッディーのクラシカルな香調をベースにしており、ただし全体的に明るめでライトな使い心地の一品に仕上げられております。タンジェリン、ピンク・グレープフルーツ、ローレル・リーブス、バジルなどが、スッキリとヴィヴィッドなシトラス・グリーンを香らせるトップから、ジャスミン、ゼラニウム、オークモス、ガルバナム、ジュニパー・ベリーなどが、気品と落ち着きのある大人のフラワリー・フレッシュを沸き立たせるミドルへ。ラストはサンダルウッド、シダーウッド、アンバリー・ノート、ミモザ・ウッド、バニラ、ムスキー・ノートなどが、ジョイフルで温かみのあるウッディー・スウィートを立ち昇らせ、ハートフルなセンシュアリティーをたおやかに演出してくれそうです。

プロデュースはプロダクション最大手の一角の「P＆G プレスティッジ ボーテ」。秋冬であればデイタイムでもイブニング以降でも使えそうです。特にラストのウッドの香りが上品で素敵だと思います。メンズですが、男性のみならず、女性でもエレガントな佇まいを醸し出せそう。大人な色合いのカジュアルウェアでも、シックなスーツスタイルでもマッチするのではないでしょうか。ボトルのデザインは、フロスティーなガラスと渋いオレンジのキャップの色合いがバツグンです。レディスの「ローマ」と同様に、こちらも古代ローマ建築の柱をモチーフにしているようです。