キャロライナヘレラ CH フォーメン EDT・SP 100ml

ぜいたくな素材使いと抜群のカッティングで2011年春夏ニューヨーク・コレクションのランウェイを飾った「キャロナイナ・ヘレラ」。今まではノース・キャロライナの「キャロライナ」と同じつづりなのでそう呼ばれていましたが、最近では彼女の出身地を考慮して「キャロリーナ」とラテン語読みされることが多いようです。アメリカの最高級メゾンとして、映画賞などでよく女優がこのブランドのドレスをまとうことでも有名です。

こちらはそんなブランドのフレグランス・ラインから、2009年に発売されたメンズ香水です。2007年に発売されたレディスの「CH」とのカップリング香水となっております。ちなみに1991年に発売された「ヘレラ・フォーメン」とは異なるアイテムですので、お間違いございませんように。

レディスはキャロライナの娘さんの旅の思い出から想を得た作品でしたが、こちらもカップリングということで、アドベンチャー、パッション、エレガンスなど、男の旅のひとつの概念をつめこんだ作品です。アロマティック・シトラス・スウィートな香調をベースにしていて、段階ごとにトーンが変わってにぎやかな趣きを湧き立たせる、そんなアイテムに仕上げれております。

マンダリン、ベルガモット、グレープフルーツ・ピールなどが、味のあるマスキュリン・シトラス・フレッシュを香り立たせるトップから、
サフラン、ナツメグ、ジャスミン、ヴァイオレットなどが、モダンでエレガント、そしてエキゾチックなマンリー・アロマティックを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはウッド、アンバーグリス、バニラ、モス、バーント・シュガー（焦がした砂糖）、レザーなどが、ロマンチックなスウィートの中にほのかな苦みを効かせて、シブい男のセンシュアリティーをしっかりとアピールしてくれそうです。

調香は、バーバリーの「ブリット・シアー」やジバンシーの「プレイ」などを手掛けているエミリー・コパーマン。プロデュースはプイグです。ニュアンスが目まぐるしく変わる感じで、アドベンチャラス＆エレガンスがよく表されていると思います。高級感のあるボトルも、レディス同様に堂々たるプレゼンス。