フェラーリ ライト エッセンス EDT・SP 125ml

2005、2006年の凄い体たらくでチーム一同の尻にガソリンで火がついたのか、2007年シーズンは序盤ながらも何とかマクラーレンとまともな勝負をしている感のある「FERRARI」。ただしスクーデリアがどうあろうとも、フェラーリ・ブランドの輝けるジェニュイン・ステイタスはもはや不動です。

こちらは、そんなものがあることすら知らない人が大半だと思うフェラーリ・フレグランス・ラインから、2006年に発売された新作香水です。フェラーリ香水としては初のユニセックス・フレグランスで、海外ではあまり取り扱われておりません。日本の市場を意識したのか、日本での流通が最も太いものとなっております。

フルーティー・フローラル・ウッディーの王道の香調をベースにしており、トップからミドルにおける愉しげな清々しさとリラクゼーションが魅力的なアイテムに仕上げられております。

グリーンアップル、カリフォルニア・レモン、ライチなどが、明るくポジティブなフルーティー・ハッピー・チューンを繰り広げるトップから、
フリージアやオレンジ・ブロッサムなどが、オープンでナチュラル、そしてクールなエレガンスを醸し出すミドルへ。
ラストはチーク・ウッド、シダーウッド、アンバー、ベチバーなどが、それまでの奔放かつフレッシュな香りをマイルドにドライダウンさせ、ウッディー・スウィートのたゆたう情感でもって、優美なセンシュアリティーを引き出してくれそうです。

製品のプロデュースは「INVESTINDUSTRIAL」、香調のプロデュースは「MORRIS」です。爽やかな香りがこのラインの特徴ですが、今回も王道を行くリフレッシュネスが心地よい佳作となっていると思います。

ユニ・セックス使用ですが、レディスの方が似合うかもしれません。使い勝手はとてもよく、オールシーズンのデイタイムでカジュアルなウェアでも、ちょっとシックな洋服にでもマッチするのではないでしょうか。

シンプルなデザインのボトルも小気味よく、ライトブルーの香水色が清涼感をアピールしております。日本でも結構なレア・アイテムとなっておりますから、お求めはお早めに。