楽天ポイントせどりが稼げなくなったと感じていませんか。
2026年3月1日から、楽天キャッシュでのコード払い・QR払い・セルフ払いは、楽天ポイントカード提示回数が5回以上で1.0%、5回未満で0.5%になります。2023年12月のSPU改定に続き、「ポイントを活かしてお得に仕入れる」というモデルが根本から揺らいでいます。
しかし、「楽天ポイントせどりの旨みが減った」ことと、「楽天市場での仕入れができなくなった」ことはまったく別の話です。本記事では、改悪の内容を整理したうえで、ポイントに依存しない楽天仕入れの方法と、仕入れ先を分散して利益を安定させるための具体的な対策を解説します。
なぜ稼げなくなったのか(原因分析)
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楽天ポイントせどりの収益性が下がった原因は、単発の改悪ではなく、複数の変更が積み重なった結果です。主な原因を3つに整理します。
① SPU(スーパーポイントアッププログラム)の改定(2023年12月〜)
SPUは、楽天のサービス利用状況に応じて楽天市場でのポイント倍率が上がる仕組みです。2023年12月1日の改定では、条件や上限ポイントなどが見直されました。
以前はポイント活用による実質コスト圧縮がしやすい面がありましたが、改定後は同じ手法では以前ほどの還元を得られなくなっています。せどり経験者の間でも「SPU改悪以降、利益が半分以下になった」という声が相次ぎました。
② 楽天ペイの還元率変更(2025年7月・2026年3月)
楽天ペイは実店舗や特定のオンライン決済で使える電子マネーですが、仕入れの決済手段として使われることがあります。
- 2025年7月〜:月2回以上のポイントカード提示が条件に。未達の場合は還元率が1.5%→1.0%に低下
- 2026年3月〜:毎月5回のポイントカード提示が条件に厳格化。条件未達の場合、上乗せ還元が消滅し実質0.5%還元に
せどりの現場では楽天ペイを使う機会が多くあるため、この改悪はじわじわと利益率を圧迫します。「条件を満たしているつもりで実は未達だった」というミスも起きやすく、月次で還元率を確認する習慣が必要です。
③ 楽天カード利用のせどり規約リスク
見落とされがちなリスクとして、楽天カード利用規約の問題があります。楽天カードの利用が転売目的と判断されると、利用制限や停止のリスクがあるため、規約の最新確認が必要です。
楽天カードでの仕入れを継続する場合は、規約の最新情報を定期的に確認することが重要です。
放置するとどうなるか(リスクの具体化)
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「今のところはなんとかなっている」という感覚で旧来の手法を続けていると、次の3つのリスクが顕在化します。
気づかないうちに赤字になる
ポイント還元率の低下は、1回の仕入れ単位では小さな差に見えます。しかし「価格差で利益ゼロ、ポイントで黒字化する」という構造で運営している場合、還元率が落ちた瞬間にすべての仕入れが赤字に変わります。感覚的に仕入れを続けていると、気づいたときには相当な損失が積み上がっているケースがあります。
特に月次で収支を確認していない方は要注意です。「仕入れているのになぜか手元に残らない」という状態が続いているなら、ポイント還元率の変化が原因の一つかもしれません。
アカウント停止リスクが高まる
楽天側が「転売目的の購入」と判断した場合、注文のキャンセルや購入制限、さらにはアカウント停止の措置が取られることがあります。特に同じ商品を大量購入する行動パターンは検知されやすいとされています。アカウントが停止されれば、仕入れルートそのものを失うだけでなく、楽天ポイントも失うことになります。
競合に先行されて機会損失が増える
ポイントに頼らず「価格差」で稼ぐビジネスモデルに移行した事業者はすでに増えており、「良い商品」が市場から先に買われていくスピードが上がっています。旧来の手法に依存したままでは、気づいたときには商機が失われている状況に陥りかねません。
解決策(4つの対応策)

相次ぐ改悪に対応するための実践的な対策を4つ紹介します。いずれも「ポイント還元に頼りすぎない仕入れ構造」に転換するための施策です。
解決策1:ポイント依存をやめ「価格差」で稼ぐ構造に変える
ポイント還元はあくまで「おまけ」として計算し、ポイントがゼロでも利益が取れる商品だけを仕入れる——この原則に立ち返ることが、最も基本的な対策です。
具体的な利益計算の目安は以下のとおりです。
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 仕入れ価格(楽天) | 実際の支払額で計算(ポイント込みにしない) |
| 送料(楽天→自宅 or FBA) | 実費を含める |
| Amazon出品手数料・FBA費用 | 商品カテゴリ別に確認 |
| Amazon販売価格 | Keepa等で直近3か月のトレンドを確認 |
| 現金利益目標 | 仕入れ価格の10〜20%以上を目安 |
ポイントが乗った場合は上乗せ利益として扱い、「ポイント条件を達成するためだけに赤字商品を仕入れる」という本末転倒を避けましょう。
解決策2:楽天以外の仕入れ先を組み合わせる
楽天市場以外の仕入れ先を組み合わせることで、仕入れ条件の分散がしやすくなります。NETSEA(ネッシー)ののようなBtoB卸サイトは、その選択肢の一つです。
仕入れ先分散のメリット:
- 規約変更や供給変動の影響を受けにくくなります。
- 安定した仕入れ価格でマージンを確保しやすい
- 小ロット発注で在庫リスクを低減できる
- BtoBならポイント規約の縛りなく商品を調達できる
電脳せどりの仕入れ先選びについては、電脳せどりとは?仕入れから販売までの流れとポイントを解説もあわせてご覧ください。
解決策3:楽天セール期間の活用方法を見直す
楽天お買い物マラソンや楽天スーパーセールは、タイミングによっては今でも有効な仕入れ機会です。ただし「ポイント10倍だから仕入れる」ではなく「ポイントなしで利益が取れる商品をセール価格でさらに安く仕入れる」という使い方に変えることが重要です。
セール期間の賢い活用ポイント:
- ポイント倍率より仕入れ価格そのものの安さを優先する
- セールで一時的に値下がりした商品のAmazon販売価格の推移を事前に確認する(Keepa等)
- ポイント上限(1注文あたりの上限)を把握してから発注量を決める
- 「ポイント10倍対象」だからといって需要のない商品を買わない
また、楽天での販売強化と合わせて仕入れ先を見直したい方は、楽天市場の販売攻略法!仕入れから販売までをわかりやすく解説もぜひご参考ください。
解決策4:利益計算を自動化・精緻化する
感覚に頼った仕入れ判断は、改悪後の世界では通用しにくくなっています。ツールを使って、1件ずつ正確な利益計算をすることが不可欠です。
利益計算に役立つツール例:
| ツール名 | 主な用途 |
|---|---|
| Keepa | Amazonの価格推移・ランキング推移をグラフで確認 |
| ERESA / セラースプライト | 仕入れ利益を自動計算、月間販売個数の目安も確認可能 |
| Googleスプレッドシート | 手数料・FBA費用を組み込んだオリジナルシミュレーション |
特にKeepaは価格推移の確認に使われることがあります。仕入れ前に「この価格で本当に売れるか」を必ず確認する習慣をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。楽天ポイントせどりを取り巻く環境は、2023年末から2026年にかけて大きく変わりました。ポイント目当ての仕入れ判断は、今後さらにリスクが高まると考えておいたほうがよいでしょう。
ポイントに頼らずに稼ぐために押さえたいポイントは3つです。
- ポイントなしでも利益が出る商品だけを仕入れる
- 楽天以外の仕入れ先(NETSEAなどの卸)を並行して活用する
- ツールを使った精緻な利益計算を習慣にする
楽天市場は改悪が続いても依然として商品数・セール頻度ともに国内最大級のプラットフォームです。使い方を変えることで、今でも十分な仕入れ機会を見つけることができます。NETSEAでは楽天市場よりも低コストで安定した仕入れが可能なサプライヤーが豊富に揃っていますので、ぜひあわせて活用してみてください。


