アザロ プールオム ナイト タイム EDT・SP 50ml

バネッサ・スアードから替わったクリエイティブ・ディレクターのマチルド・カステッロ・ブランコが2シーズンで辞任して話題となった、フランスのファッション・ハウス「アザロ」。かつてのモードの栄光を取り戻すべくあらたに任命されたのは、同じフランスの大御所カール・ラガーフェルドのデザイン・チームにいた、アルノ・メイヤード＆アルバロ・カステホンでした。二人の手腕で老舗の復権がなるか、注目を集めております。

こちらはそんなアザロのフレグランス・ラインから、2011年に発売されたメンズ香水です。アザロと言えば、一般的には香水、そして1978年の「アザロ・プールオム」。ということで、こちらはそんなレジェンダリィなオリジナルの、ニュー・アレンジ・エディションとなっております。きっちりかっちりとした、豪華なアロマティック・フゼアのオリジナルと比較すると、ガラッとシンプルな情感が潔い感じのフゼアの香調にアレンジしていて、現代的でスタイリッシュなマスキュリンをイメージさせる、ハンサムな一品に仕上がっております。

ビター・オレンジやルバーブなどが、キリッとしたシトラス・フレッシュを香り立たせるトップから、
ブラックペッパーやナツメグなどが、エキゾチックでヴィヴィッドなスパイシーを重ねるミドルへ。
ラストはベチバーやシダーなどが、クールなウッディー・ノートをただよわせて、屹立とした大人のマンリー・センシュアリティーをアピールしてくれそうです。

調香は、同じアザロの「クローム・レジェンド」やパコ・ラバンヌの「ワン・ミリオン」などで知られているクリストフ・レイノーと、ダンヒルの「パースート」やセルッティの「セルッティ・プールオム」などで有名なミッシェル・ジラールの合作。プロデュースはティエリー・ミュグレーの香水ラインでもおなじみの名門「クラランス」です。厳選されたマテリアルを見事にブレンドして、キリッとハイ・スタイリッシュな香りをクリエイト。スーツなどによく似合う香りで、大人の男性であれば、一本あると便利なアイテムだと思います。「ナイト・タイム」というサブネームですが、デイタイムに向いているかもしれません。

ブラック・カラーのボトル＆ボックスもソリッドで男らしいデザインですね。