ディーゼル フューエル フォー ライフ プールオム EDT・SP 125ml

もはやヨーロッパ・ファッション界のモードに欠くべからざる影響力を与えている、レンゾ・ルッソのプレタ・ブランド「DIESEL」。1978年にアドリアーノ・ゴールドシュミットと共に立ち上げ、80年代に頭角を現し、90年代からのグローバルな戦略が時代の波に乗って当たりまくり、当時欧州に旋風を巻き起こしました。レンゾは現在ファッション・グループも経営し、シーンの底上げを模索しているようです。

こちらはそんなブランドのフレグランス・ラインから、2008年に発売されたメンズ香水です。酒は俺のガソリン、なんていう言葉はよく耳にしますが、そんなニュアンスのネーミングで「人生のための燃料」というような意味合いのこちらは、とにかくカジュアル・シーンで粋にデイリー・ユースできる香り作りを目指しているようで、レディス同様に一見シンプルな香りながらも、かなり香水やファッションに精通した上級者の日常使いと言った感じのアイテムです。

フゼア・パウダリーというユニークなコンセプトの香調をベースにしており、厳選されたマテリアルでもって、シックなプライヴェート・シーンにパーフェクツな遊び心とスタイリッシュネスを演出してくれそうです。

アニスやグレープフルーツなどが、何となくシニカルなテイストを感じさせるサワー・スウィートのフルーティーを香り立たせるトップから、
ラズベリーやラベンダーなどが、コンテンポラリーで最先端のモードを展開するパッションを感じさせる、ハイ・アーヴァンなミドルへ。
ラストはヘリオトロープやドライウッドなどが、全体の香りを若干落ち着かせて、それでも通り一遍では括れないような、アヴァンギャルドなマスキュリンをアピールしてくれそうです。

調香はレディスも合作している、現代パフューマー界の頂点に君臨する一人アニック・メナルドと、これも説明不要のパフューマー界のドン、ジャック・キャバリエという、豪華な合作となっております。

かなり自分のライフ・スタイルに自信のある人のための、プライヴェート仕様の香りだと思います。水筒をモチーフに、見事にネーミングにマッチさせたボトル＆パッケージも要チェック。