ECサイト構築費用の全貌!2025年最新の相場と驚きの実態

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ECサイト構築費用の全貌 ノウハウ
ノウハウ

「自分のお店を持ちたい!」そんな夢を叶えるために、ECサイトの立ち上げを考えている方も多いのではないでしょうか?
でも、サイトを自分で作るべきか、それとも専門業者にお願いすべきか… 費用のことを考えると、不安になりますよね。

本記事では、2025年最新のECサイト構築費用の相場を分かりやすく解説し、限られた予算でも信頼感のあるサイトを作る方法をご紹介します。

初めての方でも安心してスタートできるよう、費用対効果の高い選択肢を一緒に見ていきましょう!

ECサイト構築にかかる費用の全体像

ECサイト構築にかかる費用の全体像

ECサイトを構築する際には、大きく分けて初期投資と運営費がかかります。
初期投資には、サイトの設計・開発費、ドメイン取得費、サーバー費用などが含まれます。
一方、運営費には、決済システムの利用料、セキュリティ対策、マーケティング費用などが発生します。

構築方法別の費用相場(概算)

構築方法初期費用月額費用
フルスクラッチ500万円~10万円~
パッケージ型100万円~5万円~
ASP型0円~50万円3,000円~5万円
ショッピングモール出店0円~10万円5,000円~10万円
費用に影響を与える要因

・サイトの規模や機能(ECカート、会員登録機能など)
・デザインのカスタマイズ度(テンプレート利用か、オリジナルデザインか)
・セキュリティ対策の強化(SSL証明書、サーバー管理など)
・マーケティング費用(広告運用、SEO対策)
・運営体制(自社運用か、外部委託か)

詳細は中小企業ECサイト支援サイトをご参照ください。

フルスクラッチ開発の特徴と費用

フルスクラッチ開発は、一からシステムを構築する方法で、高度なカスタマイズが可能ですが、費用と開発期間が大きくなります。

フルスクラッチ開発の費用相場

・初期費用:500万円~3,000万円
・開発期間:6か月~1年以上
・月額運営費:10万円~

フルスクラッチ開発の特徴

1.自由度が高い:独自の機能やデザインを実装可能
2.スケーラビリティが高い:事業成長に応じて機能拡張しやすい
3.開発期間が長い:企画・設計からリリースまで半年以上かかる
4.開発コストが高い:専門のエンジニアが必要で、開発費が高額

コスト内訳

フルスクラッチ開発の特徴と費用
コスト内訳グラフ

パッケージ型とASPの費用比較

パッケージ型は初期費用が高めですが、一度購入すれば追加コストが少なく、自社でカスタマイズしやすいのが特徴です。
一方、ASPは月額料金がかかりますが、初期費用が安く、システムの管理やアップデートをお任せできるのがメリット。
長期的に見ると、売上規模や運用スタイルによってコスト差が出るため、自社に合った方を選ぶのが大切です。
手軽に始めたいならASP、本格的に運用したいならパッケージ型が向いています。

特徴と費用感

特徴初期費用月額費用
パッケージ型買い切り型でカスタマイズ自由100万円~5万円~
ASP型クラウド型で手軽に導入可能0円~50万円3,000円~5万円

主要プラットフォーム比較

プラットフォームパッケージ型/ASP
初期費用
月額費用
ShopifyASP0円3,000円~
BASEASP0円0円~
Makeshopパッケージ型100万円~5万円~
費用比較

パッケージ型:初期費用が高いが、長期的にはコスト削減
ASP型:初期費用が抑えられるが、長期的にはランニングコストが増加

ショッピングモール出店に必要な初期費用

ショッピングモール型ECサイトに出店するには、入会金・月額費用・売上手数料が必要です。
例えば、楽天市場やYahoo!ショッピングでは、初期費用が数万円~、月額1万円以上+売上の数%の手数料がかかることも。
例えるなら駅前の一等地にお店を構えるような感覚です。
初期コストや月額費、手数料がかかりますが、その分集客力が抜群なのが魅力。
テンプレートが使える場合もあるため、サイト構築も比較的簡単に行えます。

初期費用の詳細

・楽天市場:初期登録料6万円、月額費用2万円~
・Amazon:初期費用0円、月額費用4,900円~
・Yahoo!ショッピング:初期費用0円、月額費用0円(手数料のみ)

各モールの費用比較

モール初期費用月額費用手数料
楽天市場60,000円20,000円~2~7%
Amazon0円4,900円~8~15%
Yahoo!ショッピング0円0円3~5%

コスト内訳

ショッピングモール出店に必要な初期費用
コスト内訳グラフ

ECサイトの構築費用を規模別に比較

ECサイトの構築費用は「どれだけの規模でやるか?」によって大きく変わります。
無料~数万円で始められる簡単なものから、しっかり作り込むと数百万円以上必要となります。
想定売り上げから費用対効果を考え、『小規模展開なら無料のテンプレート利用でコストを抑える』『中~大規模ならオリジナルデザインやシステム導入する』など検討しましょう。

規模初期費用月額費用
小規模10万円~100万円3,000円~3万円
中規模100万円~500万円3万円~10万円
大規模500万円~3,000万円10万円~50万円
想定売上と投資対効果

・小規模:短期間で運営可能だが売上の上限が低い
・中規模:安定した売上が見込める
・大規模:長期的な高収益が期待できる

それぞれ具体的に説明していきます。

小規模ECサイトの構築費用相場

「まずはお試しでECサイトを作ってみたい!」なら、費用は無料~数十万円が相場。
BASEやSTORESなどの無料サービスを使えば、カフェ1回分の金額(数千円)で開業できることもできます。
デザインテンプレートを活用すれば、見た目もキレイで使いやすいサイトが簡単に作れます。

費用相場

・初期費用:10万円~100万円
・月額費用:3,000円~3万円

必要な要素

・シンプルなECカート
・決済システム(クレジットカード、PayPalなど)
・基本的なデザインテンプレート

コスト内訳

小規模ECサイトの構築費用相場
コスト内訳グラフ

中規模ECサイトの必要予算

中規模ECサイトは、一定の売上を見込む企業向けで、機能が充実しています。
オリジナルデザインを取り入れたり、会員登録機能やポイント制度を導入すると、それなりの費用がかかります。
しかし、一度しっかり作れば、長く安定した運営が可能となります。
ネットショップの“お店作り”と考えて、しっかり準備しましょう。

費用相場

・初期費用:100万円~500万円
・月額費用:3万円~10万円

必要な機能

・高度なカート機能
・顧客管理システム(CRM)
・商品検索フィルター

コスト内訳

中規模ECサイトの必要予算
コスト内訳グラフ

大規模ECサイトの投資規模

大規模ECサイトの費用は数百万~数千万円かかります。
主に大手企業向けで、大量の注文に対応する事ができ、在庫管理、決済、カスタマーサポートなど、スムーズに運営できる仕組みを備えたサイトになります。

費用相場

・初期費用:500万円~3,000万円
・月額費用:10万円~50万円

必要なリソース

・高性能なサーバー
・AI活用のレコメンド機能
・高度なセキュリティ対策

コスト内訳

大規模ECサイトの投資規模
コスト内訳グラフ

ECサイトに必要な機能とデザイン

ECサイトの機能とデザインは、売上や集客に大きく影響を与えます。
商品検索、カート機能、スマホ対応、レビュー機能…これらがないと、お客様は買いにくくて離脱してしまいます。
デザインも企業のコンセプトを反映させたサイト作りを心がけましょう。

売上に直結する機能

・決済システム(クレジットカード、QR決済など)
・カート機能(離脱防止機能付き)
・商品検索・フィルター(カテゴリや価格で絞り込み可能)
・レビュー・口コミ機能(信頼性向上)

集客力を高めるオプション機能

・SNS連携(InstagramやLINEでの販促)
・クーポン・ポイント制度(リピーター獲得)
・レコメンド機能(購買単価の向上)

コスト感

ECサイトに必要な機能とデザイン
コスト感グラフ

売上に直結する必須機能

ECサイトで売上を伸ばすために欠かせない機能を詳しく解説します。

必須機能と導入例

・高速なページ表示:Amazonでは0.1秒の遅延で売上が減少すると報告
・決済手段の多様化:PayPayや楽天ペイ対応で購入率アップ
・モバイル対応:スマホユーザー向けUI最適化

必須機能の効果(グラフ)

・ページ速度向上 → 離脱率低下
・多様な決済方法 → 購入率上昇

デザイン選びのポイント

ECサイトのデザインは、ユーザーの信頼感や購買意欲に直結します。
デザインは「見やすさ×ブランドイメージ」のバランスが大事です。
おしゃれだけど直感的に操作できるデザインを選びましょう。

良いデザインのポイント

・シンプルで直感的なUI
・視認性の高いカラースキーム
・統一感のあるフォントとレイアウト


悪いデザインの注意点

・ごちゃごちゃしたレイアウト
・文字が小さく読みづらい
・カートボタンが目立たない

失敗しないECサイト構築会社の選び方

悩む女性

構築会社選びで大切なのは、実績・サポート・価格のバランス。
過去の制作例をチェックして、自分のイメージに合うか確認しておくようにしましょう。

信頼できる会社の選び方

・実績が豊富:過去の制作事例をチェック
・サポート体制が充実:運用後のフォローがあるか
・予算に応じた柔軟な提案

構築会社の選定基準

構築会社を選ぶ際、過去の実績や顧客からの評価も確認しておくことが大切です。
またECサイト運営の知識が少ない初心者なら、アフターサポートがしっかりしている会社を選ぶのが良いです。
構築して終わり、という関係ではなくその後のメンテナンス対応についても確認しておきましょう。

選定基準

1.コストと品質のバランス
2.導入後のサポートの有無
3.カスタマイズ性の高さ

注意すべきポイント

・契約内容を明確にする
・追加費用の有無を確認

見積書の確認ポイント

サイト構築の見積書をチェックする際の重要なポイントを解説します。

チェック項目

・初期費用と月額費用の内訳
・追加料金が発生する条件
・サポート範囲の明記

ECサイト構築で使える補助金と費用削減術

実は、ECサイト構築には補助金を活用できる場合もあります。
国や自治体の制度を活用すれば、費用の50%以上カバーできる場合もあるので、事前にしっかりリサーチして、賢くコスト削減するようにしましょう。

利用可能な補助金の種類

・IT導入補助金
・小規模事業者持続化補助金
・地方自治体のEC支援補助金

活用できる補助金の種類

ECサイト構築に利用できる補助金として主なものは『IT導入補助金』『小規模事業者持続化補助金』『創業支援補助金』などがあります。
詳しくは過去の記事で解説しているので、参照してください。

補助金の要件・申請手続き

1.要件確認
2.申請書類準備
3.申請・審査
4.交付決定・実施

初期費用を抑えるための方法

ECサイト構築の初期費用を抑えるには、補助金の活用はもちろん、無料ASPサービスの利用、テンプレートデザインの活用などで節約する事ができます。
最初はコンパクトに始め、売上が伸びたらアップグレードしていくのも賢いやり方です。

費用削減の方法

・無料または低価格のASP利用
・テンプレートデザインの活用
・クラウドサービスの活用

ただし、費用を抑えることが必ずしも正解とは限りません。
自社ブランドの魅力をしっかり伝え、使いやすいサイトを作るには、ある程度の投資が必要です。
安さだけを重視すると、見た目や機能が不十分で、結果的に売上につながらないこともあるので、バランスを考えながら予算を決めましょう。

せっかくECサイトを構築したのに全然売り上げに繋がらなかった。という事にならないように、お客様目線で構築していきましょう。

まとめ

ECサイトの構築費用は、想定する売上規模によって大きく変わります。
無料で始めることもできますし、しっかり費用をかけて本格的に作ることも可能です。
どんなサイトにしたいのか、自社のブランドや商品の魅力を最大限に伝えられる方法をよく考えてから進めましょう。

ECサイトはデザインやカート機能だけでなく、注文が入った後の受注管理も大切です。
リピーターを増やすにはレビュー機能などの工夫も必要になってきます。
事前に必要な機能を確認し、計画的にサイトを構築しましょう。

また、補助金を活用すれば、初期費用を賢く抑えることも可能です。

商品が購入されることを考えながら楽しく、ワクワクした気持ちでECサイトを作っていくためにも、予算を上手にコントロールしながら進めてくださいね。

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