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でもネット販売するためのECサイト、どこを選べばよいか分からない。

難しそうだから、私には無理。
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
今やECサイトを構築するプラットフォームは多岐にわたり、様々な利便性やツールを兼ね備えています。
ぜひこの記事を参考にしていただき、ご自身にあったECサイトを作り上げてくださいね。
目的に合った構築方法を選ぼう
ECサイトを作るときは、下記の点を考慮して選ぶようにしましょう。
・売上規模
・初期費用
・月額費用
まず各サービスの機能や特徴を理解して、自社の予算に合うものを選びましょう。
特に初期費用と月々の運営費は、サイトを始めるうえで重要なポイントです。
また、後から機能を追加したり、他のシステムとつなげたりできる「拡張性」も考慮して検討しましょう。
では、どのようなプラットフォームがあるかご説明していきます。
ECサイトの作り方一覧
1.無料ASP | 2.オープンソース | 3.パッケージ | |
---|---|---|---|
対象 | 個人や小規模のスタートアップで 初期費用を抑えたい人 | プログラミングに詳しい個人 技術力のある法人 | 大規模な事業を展開する法人 特定の業界に特化したビジネス |
費用相場 | 無料(手数料がかかる場合あり) | 基本ソフトウェアは無料 サーバー費用やカスタマイズ費用は別途 | 数百万円〜数千万円 |
できること | 基本的な商品登録 販売機能 支払い処理 | 自由にカスタマイズ可能 独自機能の追加 | 業界特化の機能や高度なEC機能 サポートが充実 |
メリット | 初期費用がかからず、簡単に始められる。 操作がシンプルで初心者向け。 | 柔軟性が高く、細かなカスタマイズが可能。 ライセンス費用が不要。 | 安定性が高く、信頼性のあるサポートが受けられる。 短期間で導入可能。 |
デメリット | カスタマイズ性が低く、手数料が高い場合がある。 成長に伴い機能が不足することも。 | 専門知識が必要で、メンテナンスも自分で行う必要がある。 時間と労力がかかる。 | 高コスト パッケージの範囲を超えるカスタマイズが難しい |
製品例 | BASE STORES | Magento PrestaShop | EC-CUBEパッケージ Shopify Plus |
4.有料ASP | 5.クラウドサービス | 6.フルスクラッチ | 6.フルスクラッチ | |
---|---|---|---|---|
対象 | 本気でオンラインショップを運営したい個人 小規模事業者 | 手軽に本格的なECサイトを構築したい個人 法人 | 独自のニーズに応えたい大規模法人 特殊な業界 | 初めて商品を販売する個人 小規模事業者 手軽にテストしたい人 |
費用相場 | 月額3,000円〜数万円 | 月額5,000円〜数十万円 | 数千万円〜 | 無料(広告費用が必要な場合あり) |
できること | デザインの自由度 豊富な決済オプション SEO対策 | 高度な機能がすぐに利用可能 デザインや決済方法の豊富な選択肢 | 完全なカスタマイズ 独自機能の実装 | 簡単に商品紹介や販売ページのリンクを貼れる |
メリット | 使いやすさと充実した機能が揃っている。 手軽に運営できる。 | クラウドならではのセキュリティの高さと安定性。 簡単にスケールアップが可能。 | ビジネスに合わせた完全オリジナルのサイトが作れる。 競合と差別化しやすい。 | 初期費用がゼロで、フォロワーに直接アプローチできる。 手軽で即効性がある。 |
デメリット | 継続的な月額費用が発生する。 カスタマイズ性が限定される場合も。 | 自由なカスタマイズには限界がある。 月額費用がやや高め。 | 開発費用が高額で、開発期間が長い。 メンテナンスも自社対応が必要。 | 機能が限られ、SEOには不向き。 管理や販売が分散しやすい。 |
製品例 | カラーミーショップ MakeShop | Shopify WooCommerce | 完全オリジナル開発案件 | Instagramショップ Facebookマーケットプレイス |
ECサイト初心者の個人におすすめ!「無料ASP」

初心者がECサイトを始めるなら、無料ASPがおすすめです。
ASPとは、Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)の略で、アプリケーションソフトの機能をインターネット経由で提供するサービスや企業の事です。
無料ASPであれば、初期費用がかからず、簡単にネットショップを立ち上げることができます。
代表的な無料ASPは【BASE(ベイス)】や【STORE.jp】があります。
特に、販売手数料が発生するモデルが多いため、最初から大きな投資をすることなく、気軽に始められるのが魅力です。
基本的な商品登録や支払い処理の機能は標準装備されており、ECの基礎を学びながら運営するには十分です。
ただし、無料ASPはカスタマイズの幅が限られており、経験者や上級者には使いにくいと感じる事もあります。
また、プラットフォーム側の手数料が高い場合があり、コストがかさむこともあるため、長期的に運営するなら有料ASPへの移行を考えると良いでしょう。

プログラミングの知識があるなら「オープンソース」

プログラミングに自信がある方や、より高度なカスタマイズを求める方には、オープンソースのECサイト構築が適しています。
オープンソースのプラットフォームは基本的に無料で利用できます(※サーバーやドメイン費用は自己負担)。
自由度が高く、独自のデザインや機能を追加できるため、他のサイトと差別化しやすいのが特徴です。
ただし、その分メンテナンスやセキュリティの管理も自己責任となり、一定の技術力が必要となります。
自社のシステム(例:在庫や流通システム)と連携させたい場合や、特定の機能を必要とする場合にも柔軟に自分で開発する事が可能です。
代表的なオープンソースの製品には、【Magento】や【PrestaShop】があります。
コストを抑えつつ、高機能なサイトを作りたい方におすすめです。
事業規模にこだわる法人におすすめ!「パッケージ」

大規模な事業を展開する法人や、業界特化のECサイトを運営したい方にはパッケージ型のソリューションが適しています。
パッケージ型とはECサイトに求められる標準的な機能があらかじめパッケージされた製品です。
パッケージは既存のソフトウェアをベースに、導入企業のニーズに合わせてカスタマイズできる点が魅力。
初期費用は高額で、数百万円から数千万円の予算が必要になる場合がありますが、短期間で導入が可能で、信頼性の高いサポートが受けられます。
多くのパッケージ型ソリューションは、業界の特定のニーズに応じた機能を備えており、導入後のトラブル対応も迅速です。
ただし、ソフトウェアの範囲内でしかカスタマイズができない場合があり、柔軟性には限界があります。
代表例には【ecbeing】、【EC-Orange】、【Commerce21】があり、信頼性を重視する大型の法人に選ばれています。

本格的にECサイトを始めたい個人におすすめ!「有料ASP」

本格的にネットショップを運営したい個人や小規模のビジネスオーナーには、有料ASPがおすすめ。
月額費用が発生しますが、無料ASPに比べて多機能で、ショップの成長に応じたアップグレードが可能です。
有料ASPでは、SEO対策や、豊富な決済オプション、デザインの自由度が高いため、無料よりも高度なサイト構築・顧客対応・販促を行う事ができます。
操作が簡単で、初めてでもスムーズに設定ができる点も魅力です。
ただし、長期的に見ると毎月の費用が積み重なるため、予算管理が重要です。
具体的な製品例には【Shopify(ショッピファイ)】や【カラーミーショップ】、【MakeShop】があり、しっかりとしたサポートも受けられます。
手軽に始めつつも、しっかり収益を上げたい個人に向いています。

本格的にECサイトを始めたい個人におすすめ!「クラウドサービス」

築は、スピーディーかつ高機能なECサイトを立ち上げたい個人や法人に向いています。
クラウドサービスはインターネットを通じて利用できるため、初期設定が簡単で、すぐに運営をスタートできます。
月額費用は5,000円から数十万円と幅広く、自社のニーズに応じて選ぶことが可能です。
クラウドサービスの最大のメリットは、高度なセキュリティとスケーラビリティの高さです。
機能追加やデザインの変更も容易で、成長に合わせて柔軟に対応できます。
ただし、全てのカスタマイズが可能とは限らず、プラットフォームの制約がある点には注意が必要です。
【メルカート】、【GMOクラウドEC】が代表例で、多機能でありながら操作が直感的で、多くのビジネスオーナーに支持されています。

コストをかけてゼロから開発する「フルスクラッチ」

フルスクラッチは、ECサイトをゼロから完全にオリジナルで開発する方法です。
独自のブランドイメージを構築したい企業や、特定の業界に特化した機能が必要な場合には最適です。
しかし、その分、費用は非常に高額で、数千万円以上の予算が必要になることが多いです。
開発期間も長くなりがちで、詳細な仕様を決定するためのプロジェクトマネジメントが求められます。
完全なカスタマイズが可能で、競合との差別化が図れる一方、メンテナンスやシステム更新も自社で行う必要があり、運営には相当のリソースが必要です。
自社に開発可能な人材がいる場合や独自性を追求したい場合、更新や修正対応を自社でスピーディーに行いたい場合はフルスクラッチがおすすめです。
初期費用なしで始められる!「SNS」

商品を手軽に販売したい個人や、ECサイトに挑戦する前のテストマーケティングをしたい方には、SNSを使った販売が向いています。
InstagramやFacebookのショッピング機能を利用すれば、フォロワーに直接商品を紹介し、簡単に購入ページへと誘導することができます。
初期費用がかからず、手軽に始められるのが最大の魅力です。
販売者と購入者のコミュニケーションが取りやすく、フォロワーのフィードバックをもとに商品改善もできます。
ただし、インスタショップは開設が難しかったり、フォロワーを集めなければならなかったりと、ハードルが高い部分もあります。
また、SEO効果がないため、検索エンジン経由の集客には期待できません。
既にインスタで集客を行っている方にはおすすめです。

ECサイト構築方法の選び方
それでは、どのプラットフォームを選んでいけばよいか。
選定する際に必ずチェックしておきたいポイントが4つあります。
・費用
・必要な機能を備えているか
・セキュリティ
・サポートの充実度
詳しく説明していきます。
費用

無料ASPでも全てが無料ではなく、クレジットカードの手数料や販売手数料、商品数によって追加の費用がかかることがあります。

例えば販売手数料が10%だった場合、沢山売れるとそのぶん手数料も多くなるため、他の月額費用がかかるプラットフォームの方が安くなります。
まずは各サービスの費用を調べ、ECサイトを運営するための月額費用を比較しましょう。
初期費用・月額費・固定費など、自分の販売規模に照らし合わせて選定する事が大切です。
またBASEなどでは、最初無料で、販売数が増えてくると有料に切り替えるという方法が取れる所もあります。
必要な機能を備えているか
プラットフォームを選ぶときは、自分のビジネスに合った機能があるかを確認することが大切です。
商品を販売するためのフロント機能や、受注・在庫管理のバックエンド機能が使いやすいかをチェックしておきましょう。
クラウドサービスやパッケージ型はASPより機能が豊富で、必要に応じてカスタマイズも可能です。
販売する商品・販売規模・今後の目標などを踏まえて、実際に使うイメージを持って選ぶようにしましょう。
セキュリティ
ECサイトでは、カード情報や個人情報の保護がとても大切です。
セキュリティがしっかりしていないと、情報漏えいや信用の失墜につながる可能性があります。
利用者の信頼を得るためにも、プラットフォームを選ぶ際は、システムを提供しているベンダー内のセキュリティに関して確認しておくようにしましょう。
安全なプラットフォームを選ぶことが、お客様との信頼関係を築く第一歩です。
サポートの充実度
プラットフォームを選ぶ際、サポート体制の充実度も大切です。
サポートには、
・サイトの構築
・デザイン
・機能の拡張
・売上アップのアドバイス
・受発注対応
・在庫管理
などが含まれます。
業者によってサポート範囲や対応スピードが異なるので、どのくらい手厚いサポートを受けられるかを確認することが重要です。
サポート体制が整っていると、初心者でも安心してサイト運営ができます。
ECサイトの作成手順・作成時間
プラットフォームが決まったらECサイトを作成していきましょう。
手順について簡単にご説明します。
無料ASP・有料ASPの場合

個人でECサイトを立ち上げるハードルは年々低くなっており、年齢や経験の有無を問わず、誰でも簡単にサイトが作成できます。
特にASPを利用すれば、たった3つのステップでサイトが完成し、最短で15分ほどで公開できます。
無料ASPを例に、開設までの手順と目安の作業時間をご紹介します。
①無料ASPへの登録を行います。
必要な物は
・ECサイトのアドレス(URL)
・メールアドレス
・パスワードの3つ。
初心者には、コストを抑えた「サブドメイン」から始めるのがおすすめです。
②デザインの決定。
テンプレートやカラーを選び、商品のイメージに合ったデザインを選びましょう。
シンプルで親しみやすく、自社のブランドが伝わるデザインがベストです。
③商品の登録を行います。
・アイテム名
・価格
・画像
・紹介文
・在庫数を入力しましょう。
特に写真や紹介文には力を入れると良いでしょう。
登録が終われば、サイトを公開できます。
ASPならクレジットカードやコンビニ決済などの多彩な支払い方法にも対応しており、すぐにECサイト運営を始められます。
オープンソースの場合

オープンソースを使うと、ECサイトを無料で作ることができますが、いくつか注意点があります。
まず、オープンソースは自由にカスタマイズできる点が魅力ですが、専門的なHTMLやCSSの知識が必要です。
最初に要件を整理し、必要な機能を洗い出した後、オープンソースをダウンロードして設定を行い、デザインも自分で調整する必要があります。
そのため、ASPより導入が少し難しく、特に決済機能は自分でゼロから設定しなければならないので、工数はかなり必要となります。
また、セキュリティ面も自分で確認し設定する必要があります。
開発には3カ月~半年ほどかかる場合が多いです。
パッケージ・クラウドサービスの場合
パッケージやクラウド型のECサイト構築は、ASPと比べると準備が多く、すぐにスタートするのは難しいです。
まず、どんなサイトを作るかを検討します。
この段階で、サイトの目的、予算、スケジュールを整理し、開発会社を選定します。
次に、システムの要件定義を行い、業務フロー、決済方法、配送方法などの細かい仕様を決めます。
進捗状況を確認しながら、定期的に会議を開き、最終的に運用準備を整えます。
これには、メールフォーマットの作成、データ移行、運用ルールの設定などが含まれます。
このプロセスを経ることで、自分たちのビジネスやコンセプトに合ったECサイトが完成し、機能面だけでなく、目的に合った効率的な運営が可能になります。
SNSの場合
インスタグラムでショップを開設するには、Facebookとインスタグラムの連携が必要です。
①Facebook個人アカウントを作成し、インスタグラムをビジネスアカウントに変更します。
②Facebookビジネスマネージャアカウントを作成し、ドメインの認証を完了。
③商品をFacebookで登録後、ショッピング機能を有効化し、インスタグラム投稿にショッピングタグを追加。
④最後に「Shop Now」を申請し、ショップが完成です。
このように比較的簡単に開設する事が可能です。
ECサイト運営に必要なもの

ECサイトを構築出来たら、ショップをOPENさせ、運営していきましょう。
運営に必要なポイントは大きく分けて3つあります。
1.ECサイトの管理
2.集客
3.商品企画・仕入れ
それぞれ説明していきます。
ECサイトの管理

ECサイトを運営するには、商品登録、注文管理、在庫管理、顧客対応などの作業があります。
サイトのデザインや機能を定期的に更新し、日々向上していく事で新規・リピーターの増加に繋がります。
さらに、売上分析やアクセス解析を行い、データに基づいて改善点を見つけ、サイト運営の効率化を図ることが重要です。
集客
ECサイトを構築しても、集客しなければ売れる事はありません。
EC運営を軌道に乗せるためには、マーケティングを行いましょう。
SNSでの情報発信や広告運用、検索順位を上位表示させるためのSEO対策。
セールや割引などのキャンペーンの実施、メルマガ発行、最近ではLINEでの販促も効果的です。

顧客の関心を集める施策を展開し、集客やリピーター獲得を図っていきましょう。
商品企画・仕入れ
商品企画は、ターゲットに合わせた商品を選定することから始まります。
市場調査を行い、需要のある商品を見極めて仕入れることが重要です。
仕入れ先の選定や交渉力も求められます。
人気商品やトレンドを意識しながら、競合との差別化を図る商品ラインナップを考えましょう。
商品分析を行う際はオークファンがおススメです。
また、仕入れ先も安心できる仕入れ先を選定するようにしましょう。
ECサイトで売る商品の仕入れならNETSEA


ECサイトで売る商品の仕入れなら、NETSEAがおススメです。
NETSEAは日本国内で広く利用されている大規模なBtoBオンラインマーケットプレイスです。
EC物販ビジネスと相性が良く、コストを抑えて商品を仕入れる事ができます。
NETSEAを利用して、せどり、物販などの副業を行っている方も沢山いらっしゃいます。
またNETSEAでは定期的にセールイベントも実施しており、クーポンの配布や割引セールで、卸価格よりさらにお得に仕入れることができます。
ぜひ仕入れ先としてNETSEAを賢く活用してみてくださいね。
会員登録は無料です。
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まとめ
ECサイトを構築する個人や企業は年々増えており、サービスも年々向上しています。
無料で作成できるサイトも多くなりましたが、無料だからと安易に決めず、今回紹介した『選定する際に必ずチェックしておきたいポイント4つ』を確認し選ぶようにしましょう。
初心者であれば手軽に始めてみて、軌道に乗ってきたら有料に移行するという手もあります。
ただプラットフォームの移動は大変ですので、最初に良く検討しておくことも大切です。
ぜひこの記事を参考にしていただき、ご自身にあった素敵なECサイトを作り上げてくださいね。
