
ネットショップ開設したけど全然売れない!!
リピート獲得できない。どう改善していけばいいの?!
そんなお悩みや不安をお持ちの方に、今回はスキルゼロからでも始められるネットショップの集客方法を、解説していきます。
また、インターネットの心理学を用いた『思わずクリックしたくなる』集客の方法も解説しています。
心理学の考え方を取り入れることで、無理なくお客様の心を引き寄せるコツが見えてきますよ。
ぜひ気軽に読んでみてくださいね。
ネットショップに集客が必要な理由

ネットショップは開設しただけでは、誰にも気づいてもらえません。
実店舗ならば、人通りの多い場所にお店を構えれば自然とお客様の目に留まりますが、ネットの世界は数えきれないほどのショップが存在し、その中で自分のお店を知ってもらうには工夫が必要です。
集客の成否は、売上やリピート客の獲得にも大きく影響します。
ネット物販における“営業”ともいえる集客は、戦略的かつ計画的に取り組むことが大切です。
なぜネットショップは放っておくと売れないのか?
インターネット上には、競合ショップが無数に存在しています。
その中で偶然あなたのショップが見つかる確率は非常に低いのが現実。
広告を打たず、SNS発信もせず、SEO対策もしていないと、誰にも認知されず埋もれてしまうでしょう。
開設しただけでは売上につながらない、だからこそ集客の戦略が必要となってきます。
実店舗と違うネットショップの集客の難しさとは
実店舗は「通りすがりのお客様」が存在しますが、ネットショップにはそれがありません。
検索エンジンやSNSを通じて興味のある人に訪れてもらう仕組みを作らなければならず、自動的に集まることはないのです。
また、商品を手に取ることもできないため、商品の魅力を伝える文章や写真、レビューの力が重要になります。
集客力がショップの売上と生存率を決める
ネットショップ運営は「集客」が命!!
売上の伸び悩みは集客不足が原因の場合が多く、認知度が低いとどんなに良い商品でも売れません。
逆に、うまく集客ができれば売上は飛躍的に伸び、安定したショップ運営が叶います。
特に副業であれば、効率よく集客できる方法を知ることが大切です。
ネットショップの集客力を上げる9つの方法

集客のカギは「人はなぜ気になるのか」「なぜクリックしたくなるのか」の心理を突くことが大切になってきます。
1. ザイアンス効果
人は、何度も目にするものに自然と好意や親近感を持つ心理があります。

たとえば、SNSで毎日投稿しているショップや、広告で繰り返し目にするブランドは、気づけば「知ってる店」「なんか好きかも」と感じるもの。
ネットショップでも、SNS投稿・メルマガ・LINE配信・広告などを使い、繰り返しお客さまの目に触れるようにすることで、興味を持ってもらいやすくなります。
商品に直接関係ない雑談投稿や、季節の話題も交えながら発信頻度を増やすのがおすすめ。
ファッションやコスメ、日用品など「定期的に新商品や情報を発信しやすいジャンル」
2. 希少性の心理
人は「残りわずか」「今だけ」「ここでしか手に入らない」と言われると、つい気になってしまう心理があります。

例えば「数量限定50個」や「先着100名限定のクーポン」など、希少性を演出することで関心を集められます。
ネットショップでは、商品ページの在庫数表示や、期間限定のキャンペーンバナーを設置するのも効果的。
「今買わないと手に入らないかも」と思わせることでアクセス数や滞在時間を伸ばすことができます。
限定アクセサリーやハンドメイド作品、季節限定食品や地域特産品を扱うショップ
3. 話題性(バズ心理)
人は「みんなが見てる」「今これが流行ってる」と聞くと、つい気になってしまうもの。
SNSで「今話題の○○!」と紹介された商品や、インフルエンサーが紹介した商品は、一気に注目されアクセスが集中します。

例えば「SNSで1万いいね!」「人気YouTuber愛用」など、話題になっていることを伝えると、人は「何それ?見てみようかな」と思うのです。
ネットショップでは、SNS投稿のシェア数やレビュー数をアピールしたり、流行ネタを取り入れるのも効果的。
アパレル・コスメ・雑貨・キャラクターグッズなど、SNS映えする商品を扱うショップ
4. 無料・得する心理
人は「無料」や「お得」という言葉に弱く、得をしたい気持ちで行動します。

たとえば「LINE登録で送料無料クーポンプレゼント」や「初回購入でサンプル付き」など、無料の特典があると、ついサイトを覗いてしまいます。
ネットショップでも「フォロワー限定クーポン」や「抽選でプレゼント」など、小さな“得”を用意することでアクセス数を稼げます。
さらに、期間限定で行うと集客効果は倍増。サイト訪問のきっかけを作る王道の手法です。
コスメ・食品・健康食品・雑貨など、体験・試し買いを促したい商品を扱うショップ
5. 社会的証明
「他の人も買ってる」「人気のショップ」と知ると、人は安心しアクセスします。

たとえば「今この商品を〇人が見ています」「レビュー件数3,000件突破」など、他人の行動を見せることで「自分も見ておこうかな」となるのです。
ネットショップなら、売れ筋ランキング・レビュー評価・SNSの投稿数などを積極的に表示。
さらに、実際の購入者の声を商品ページに掲載すると、初めての人も安心してショップに訪れてくれるようになります。
アパレル・アクセサリー・食品・健康食品など、初回購入への心理的ハードルが高い商品
6. 限定感の演出
「今だけ」「ここだけ」と言われると、ついその場で行動したくなるのが人の心理。

「本日限定クーポン」「先着100名」「週末だけのセール」など、限定要素を設けることで、サイトを訪れるきっかけを作ります。
ネットショップなら、バナーやポップアップで「今だけ」を告知し、来店意欲を刺激。
さらに「次はいつやるかわかりません」と不定期開催にすると、集客のたびに効果が出やすくなります。
ファッション・コスメ・家電・雑貨など、セールや限定販売がしやすいジャンル
7. 好奇心の刺激
人は、ちょっと気になることがあると「それって何?」と確認したくなるもの。
「この商品の意外な秘密とは?」「売れ続ける理由を大公開!」など、気になる言葉で興味を引き、アクセスを促します。

たとえばSNSで「1日で300個売れた理由はプロフィール欄から」と誘導すると、多くの人がショップを訪れます。
ネットショップでも、ブログや商品紹介ページで“気になる言葉”を活用することで、自然とサイト訪問を促せます。
ガジェット・雑貨・美容アイテム・健康食品など、ストーリーや理由づけがしやすい商品
8. 権威性の活用
「この人が勧めてる」「メディアで紹介された」と知ると、人は信頼しやすくなります。

たとえば「雑誌〇〇掲載」「専門家も愛用」など、第三者の評価や実績を提示することで、新規客の関心を集められます。
ネットショップなら、著名人やインフルエンサーのコメント、実績バナー、口コミ評価の高い商品を目立たせるのが効果的。
信頼性アップだけでなく、初訪問者の来店動機にもなります。
健康食品・美容アイテム・高単価商品・専門用品など、信頼感が重視されるジャンル
9. 親近感の演出
人は、親しみを感じる相手のところへ自然と集まります。
スタッフの顔写真や日常の投稿、商品づくりの裏側をSNSで発信するだけでも「どんな人がやってるんだろう?」と気になりアクセスにつながります。

例えば「今日のスタッフまかない飯」「愛犬と一緒に発送作業」など、ショップの裏側をチラ見せするのも効果的。
無機質なショップより“人の温度”が伝わるお店には、自然とファンが増えます。
ハンドメイド・地方発ブランド・食品・クラフト雑貨など、人のストーリーが魅力になる商品
SNS運用でネットショップの集客を増やす方法
SNSは、ネットショップの集客において非常に効果的なツールです。
特に副業でネットショップを運営されている方にとって、無料で始められ、手軽に情報発信ができるSNSは強い味方となります。
ここでは、主要なSNSプラットフォームの特徴と運用のポイントをご紹介いたします。
各SNSプラットフォームの特徴と選び方
SNS | 特徴 | ショップタイプ | ターゲット層 | 選定ポイント |
---|---|---|---|---|
写真・動画中心、ビジュアル重視。 トレンド感強い。 | ファッション コスメ アクセサリー 雑貨 スイーツ | 20~30代女性 | 若年女性向け。 ビジュアル訴求が効果的。 | |
X(旧Twitter) | テキスト中心。 リアルタイム情報発信に強い。 拡散力高い。 | ファッション エンタメ 日用品 雑貨 ゲーム | 10~40代男女 | 幅広い層に対応。 即時告知や話題性のある情報発信に最適。 |
実名登録で信頼性高い。 コミュニティ形成に強い。 広告充実。 | 高価格帯商品 専門商品 子育て用品 健康食品 教育 | 30~50代の大人や主婦層 | 詳細説明や信頼が必要な商品向け。 中高年にリーチしやすい。 | |
TikTok | ショート動画中心。 若年層に爆発的拡散力。 エンタメ性高い。 | ファッション コスメ 雑貨 アクセサリー | 10~20代の若年層 | 動画に強いショップに最適。 若年層の興味関心に刺さる投稿が重要。 |
Instagram運用のポイントと商品写真の撮り方
Instagramは、写真や動画中心のビジュアル重視のSNS。
ストーリーズやリールで気軽に情報発信でき、ハッシュタグで広く拡散が可能です。
若い女性を中心に人気が高く、トレンド感やブランドイメージを訴求しやすいのが強み。
Instagramで集客するためには『商品の魅力を最大限に引き出す写真』が重要です。
・自然光を活用する: 明るく自然な印象の写真になります。
・背景をシンプルにする: 商品が際立ち、視認性が高まります。
・統一感のあるフィードを作る: ブランドイメージを強化できます。
また、無料で使えるデザインツール「Canva」を活用すれば、投稿画像の編集やテンプレートの利用が簡単にできます。
さらに、フリー画像サイト「O-DAN」や「写真AC」を利用すれば、投稿に適した素材を手軽に入手できます。
X(旧Twitter)活用で話題を作る投稿テクニック
X(旧Twitter)は、テキスト中心のリアルタイム情報発信に強いのが特徴。
拡散力が高く、話題性のある投稿は瞬時に広まることもあります。
カジュアルなコミュニケーションが取りやすく、顧客との距離感が非常に近いSNSです。
X(旧Twitter)では、以下のテクニックを活用して話題性のある投稿を心がけましょう。
①【短くてインパクトある文章を心がける】
140文字以内で、できるだけ結論・メリットを冒頭に。「今なら送料無料!」「本日限定!」など強調ワードを入れると目を引きます。
②【画像・動画付き投稿で視認性アップ】
文字だけよりも、画像・動画付きツイートの方が目に留まりやすく、エンゲージメント(いいね・リツイート・クリック)も約1.5倍上がると言われています。商品写真・使い方動画・レビュー画像など効果的。
③【トレンドを活用する】
その日のトレンドワードやハッシュタグを取り入れると拡散力アップ。「#父の日ギフト」「#梅雨コーデ」など、季節・イベント・流行ネタと絡めると自然に広まりやすいです。
✅リプライ・引用RTで積極的に交流
自分の投稿だけでなく、お客さんのコメントや関連アカウントにリプするのも効果的。交流が活発になると表示回数も増えます。
✅アンケート機能を活用
「どっちのカラーが好み?」「次の新商品は?」など、気軽に参加できるアンケートは反応が取りやすく、フォロワーの興味も引けます。
✅投稿時間を意識
・平日朝7~9時
・昼12時~13時
・夜20~23時
目安としては毎日3~5投稿 が理想。
最低でも1日1回は投稿することで、タイムライン露出の機会を確保。
内容の質よりも「頻度と継続」がまず重要です。
集客後の分析・効果検証の重要性

集客施策を行った後は、その効果を分析し、改善点を見つけることが大切です。
ここでは、基本的な分析ツールと指標、そして改善のためのサイクルをご紹介いたします。
Googleアナリティクスの基本的な使い方
Googleアナリティクスは、ウェブサイトのアクセス解析ツールです。
以下のような情報を分析し毎日チェックしておきましょう。
ユーザー数やページビュー数: サイトの訪問者数や閲覧数を把握。
流入経路: ユーザーがどのような経路でサイトに訪れたかを確認。
滞在時間や直帰率: サイト内でのユーザーの行動を分析。
これらのデータをもとに、効果的な集客施策を検討しましょう。
CVR(コンバージョン率)向上のためのデータ分析
CVR(コンバージョン率)は、サイト訪問者のうち、実際に購入や問い合わせなどの行動を起こした割合の事。
CVRを向上させるためには、以下の点を分析しましょう。
・購入までの導線: ユーザーがスムーズに購入できるよう、サイト構成を見直します。
・商品ページの内容: 魅力的な商品説明や高品質な画像を掲載します。
・カート離脱率: 購入途中で離脱するユーザーの原因を特定し、改善策を講じます。
PDCAサイクルで継続的な集客力アップを図る方法
そして大切なのが、PDCAサイクルを回し続けること。
計画(Plan)を立て、実行(Do)し、その結果を検証(Check)し、改善策(Action)を実行。
この流れを繰り返すことで、集客力も売上も着実に伸ばせます。
ネット集客は「一度の成功で終わり」ではなく、「改善を積み重ねること」が長く稼げるショップ運営のポイントです。
よくある質問

初心者でも集客できる?
初心者でもできることから始めればOK!
1.無料SNS発信を習慣化する
2.商品名・説明文にキーワードを入れる
3.Canvaで投稿画像作成
4.少額広告は後から検討
まずは「知ってもらう」「興味を持ってもらう」ことを意識して、焦らず積み上げていくようにしましょう。
ECサイトの集客を増やすには?
ECサイトの集客を増やすためには、以下の施策を組み合わせて行うことが効果的です。
SEO対策: 検索エンジンでの上位表示を目指します。
SNS運用: InstagramやXなどでの情報発信を強化します。
広告出稿: リスティング広告やSNS広告を活用します。
メルマガ配信: 既存顧客への情報提供でリピーターを増やします。
これらの施策をバランスよく実施し、効果を分析しながら改善を重ねていくことが重要です。
ネットショップをどうやって知ってもらう?
ネットショップを知ってもらうためには、以下の方法があります。
SNSでの情報発信: 商品やショップの魅力を伝える投稿を行います。
ブログ記事の執筆: 商品に関連する情報や使い方を紹介する記事を掲載します。
広告の活用: ターゲットに合わせた広告を出稿します。
口コミやレビューの促進: 購入者の声を集め、信頼性を高めます。
これらの方法を組み合わせて、ショップの認知度を高めていきましょう。
まとめ
ネットショップの集客は、計画的な施策と継続的な改善が鍵となります。
初心者の方でも、無料で始められるツールやサービスを活用しながら、少しずつスキルを身につけていくことが可能です。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひご自身のショップ運営に取り入れてみてください。

副業としてネットショップを始める場合、最初は不安もあるかと思いますが、地道な努力が必ず成果につながります。
一歩一歩、着実に進めていきましょう。
